栃木県宇都宮市出身
4人兄弟の末っ子。3人の姉を持つ。
姉はみんな血気盛んで、長女は柔道、次女は剣道、3女は空手をやっていた。
肝心の道は武道・格闘に興味がなく、絵を書くことが好き。
姉に追いかけまわされては逃げていたので、足も速くなり、中学の時に陸上部に入る。
勉強も出来て優等生だった道は、中学2年の時に同じ陸上部のマネージャーに告白され付き合うことに。
そんな中、同じ学校に不良の生徒がいた。喧嘩早くて、問題児だったが、とても自由に生きる彼に憧れを抱いていた。
彼は陸上部にいる道のことをとても応援してくれた。
ある時、道は気づいた...
「マネージャー」のことも「不良の友達」のことも好きな自分に...
彼女に告げた。「君のことが好きだけど、君以外にも好きな人がいた。ごめん・・・」
高校に入るタイミングで自分を隠さずに生きようと決めた。憧れを抱いたあの不良の友達のように。
子供のころからあまり体が強くなかったため、体を鍛えるために、お父さんが山登りに連れて行ってくれた。
そこから、山登りの楽しさを覚えて、クライミングをするようになる。
山登りするときは自分が出せるのだが、他の人がいるとどうしても引っ込み思案になってしまう。
本当の自分を見せたくて、自分でYOUTUBEを撮影して編集してアップしてたが、学校のみんなには言えてなかった。
そんな自分にただ一人、友達がいた。クラスメイトのトモヤだ。こっそりあげたYOUTUBEも見てくれていた。
トモヤを連れてクライミングに行くことになった。自分は「危険だ」と言っていたが、トモヤは行きたいと。一緒に行ったのだが、トモヤは滑落してしまった…
死には至らなかったが、自分の力があれば、落とさずにすんだのに…と後悔している。
トモヤの母親は、もう大也と付き合うな!と友達関係を解消されてしまい…
大也は、もっと強くなりたい!と、高校デビューすることになった。
龍之介は小学校の時に、イジメられていた。それをきっかけに学校に行かなくなった。
友達はゲーム。ゲームにハマっていき、そして自分でプログラミングもして、ゲームを作るようになった。
ゲームの中だけに本当の自分がいた。
ある時、オンラインのゲームで知り合った人がいた。テツという男の子で、自分と同じ年。住んでるところも近い。
それまで人に会いたいと思ったことはなかったけど、とても興味が出て…
家に会いに行った。
同じ年で体が細くて、病気を持っていた。不治の病。だから生まれてから病院と家の往復。
ゲームをずっとやっていた。
そんな中で、知り合った龍之介。
二人は友達になった。テツは、元気になって学校に行きたいと思っていた。
ちょっと不良の生徒に憧れたりもしていた。
病気が治ったら高校に入って通うのが夢だと言っていた…
だけど…病状が悪くなり、病院に入院してしまい、連絡が取れなくなった。
あれからテツがどうなったのか分からない。
だけど、テツの夢を代わりに叶えるために、龍之介は勇気を出して、高校に行くことにした。
高校デビューして。